ちまたでWindows7が勝手にWindows10へアップグレードされたという事例が相次いでいる。
使い慣れたWindows7からいきなりWindows10を操作しなければならないというのは、かなり抵抗があると思います。
職業柄、良くお客様に「Windows10へアップグレードした方がいいですか?」という質問をよく頂くが、アップグレードするべきパソコン、アップグレードするべきで無いパソコンの判断基準として購入した年と性能でアドバイスしている。
購入した年数でのアップグレード判断基準
Windows7が発売されたのが2009年、Windows8が発売されたのが2012年であり、この2009年から2012年の間に発売されたWindows7モデルはアップグレードをオススメしていない。
翌年2013年にWindows8.1がリリースされ、Windows8もだいぶ使いやすくなった。
Windows8も10への無償アップグレード対象だが、Windows8搭載のパソコンはアップグレードに注意が必要、8.1搭載のパソコンは概ね問題ない場合が多い。
Windows7は2009年の発売からWindows10が発売されるまで、ダウングレードモデルなども含めて継続販売されており、2009年から2015年までの間のモデルでかなりの性能差やサポートに差が出ている。
2009年から2012年のWindows7パソコンでは、近未来に発売される未知のWindowsの動作サポートなど見越しているはずが無いので、Windows10どころか8すら安定して動作させるデバイスドライバが提供されていない場合が多い。
Windows8が発売された頃は酷評で、どのメーカーもWindows8搭載マシンの投入には後ろ向きだった。
しかしWindows8.1が登場した頃はWindows8もそれなりに使いやすくなっており、2in1デバイスやWindowsタブレットの普及によりユーザーのハードルが低くなっていた。
この頃からWindows7と8.1がどちらも動くようなダウングレードモデルが多く発売されており、デバイスドライバもWindows7用と8.1用とで両方サポートされている機種が多くなっている。
この頃に購入したパソコンであれば、Windows10へアップグレードしたとしても支障が出ない場合が多い。
勝手にWindows10へアップグレードされてしまったら?
僕の所にWindows10へ勝手にアップグレードされてしまったと相談にきたお客様には以下のように伝えています。
「動作に問題が無い場合や支障が出ない場合は、そのまま使用した方がいいですよ。買い換えるにしても、もうWindows10しか手に入りませんから、遅かれ早かれいずれWindows10は使用する事になります。今Windows10に慣れておくと、後が楽ですよ。」と。
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