キーチェーン”ローカル項目”のパスワード入力なんてもう二度と言わせないぜ!

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Sierraをクリーンインストールしてからというもの、スリープ復帰後や作業している合間にキーチェーンローカル項目のパスワード入力のウィンドウが表示されて困っていた。

safari使用中やメールアプリを開いたとき、集中して作業している最中に優先ウィンドウとして最前面に表示されるからウザいったらありゃしない。
パスワードを入力するも、5分程度経つとまたパスワード入力を求められる。

さっき入力しただろ!!!

と怒鳴りたくなりますが、どうやらiCloudキーチェーンやローカル項目が一定時間でロックされてしまうバグのようですね。

キーチェーンの再構築をすると直る?

この対処法として有名なのが、キーチェーンの再構築です。

ターミナルで以下のコマンドを入力してキーチェーンフォルダを根こそぎ削除するか、Finderから手動で削除後に、このメッセージが出なくなる、というもの。

~/Library/Keychains/ の中身を全削除する。
ターミナルを利用する場合は、以下のコマンドを実行。
rm -r ~/Library/Keychains/
Finderから削除する場合は、Optionキーを押しながら「移動」メニューを開くと「ライブラリ」が表示される。そこに飛んでディレクトリ「Keychains」を探す。
端末を再起動する

引用元:キーチェーン “ローカル項目” のロック解除を要求される | ECCS Tutor’s page

しかし、この方法を何度試しても「キーチェーンローカル項目」のウィンドウが表示され、一向に解決せず。
アクセス権の修復も駄目、セーフブートも駄目、OSXの再インストールでも直らない。またキーチェーンを削除してはアカウントの再認証をかけて・・・

「よし!これで二度といわせねぇ!」

数分後・・・

「キーチェーン”ローカル項目”を使おうとしています。キーチェーンのパスワードを入力して下さい。」

あれだけ気に入っていたMacBookを窓から放り投げてWindowsへ乗り換えようかと思うくらいむかつきましたね。
何をしてもゾンビのように復活してくるウィンドウに、もはや打つ手無しか・・・と諦めかけた時、ある事に気付きました。

スリープ解除後のパスワード入力時間と、キーチェーンローカル項目が自動ロックされる間隔が似てるなぁ・・・と。

もう二度とキーチェーンローカル項目なんて言わせねぇ!

そこで、システムのセキュリティーにある、スリープとスクリーンセーバーの解除にパスワードを要求の「5分後」から「すぐに」へ変更後、念のためスリープ。

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スクリーンショット 2017 01 29 16 50 09

スリープしたのを確認後、パスワードを入力して復帰させる。
そしてまたシステムのセキュリティーから「5分後」に戻す。

なんとたったこれだけで、二度と聞かれなくなります!

今までのキーチェーン再構築の手間は何だったのか・・・と思うくらいあっけない解決法でしたが、原因に気付くのに1ヶ月ほどかかりました。

この問題は他のキーチェーンバグ問題と切り分けるため、名付けるとしたら

「キーチェーン”ローカル項目(iCloud)”の自動ロック問題」

症状

キーチェーン内のローカル項目またはiCloudがスリープ又は一定時間毎にロックがかかってしまう。
キーチェーンパスワードをログインユーザーと同じに変更やキーチェーンを削除し、再構築しても症状は直らず。

対処法

システムのセキュリティーから、ロック時間を「すぐに」へ変更後スリープ、スリープ復帰させ「5分後」へ戻す。

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